陸上運動倶楽部会員の皆様、副理事長兼部室再建プロジェクト担当の小林です。5ヶ月前に「部室再建だより」の第1号として、部室再建の現況、寄付の状況の報告とともに、さらなる寄付のお願いをさせていただきました
その後寄付の状況には進展がありましたが、部室再建については後段で詳しく報告させていただきます通りいくつかの課題が発生しており、当初の計画通りでは建設が困難な状況が発生しております。大学側とは八田部
長を通じて都度調整を進めておりますが、その困難な状況を回避しつつ、来年の世界陸上東京大会前(2025年9月)での竣工を目指す上では、いくつかの対応が必要となっています
今回の第2号では、それらの状況を報告させていただくとともに、今後の倶楽部としての対応について改めてお知らせをさせていただきます
前回のたよりの段階で目標6,000万円に対して5,398万円と報告していた寄付額ですが、その後たよりを契機に寄付額が増えたこともあり、
8月末の段階で6,057万円と目標額を上回ることが出来ました。多くの倶楽部会員の皆様のご寄付に感謝いたします。本当にありがとうございます
本来であればこの寄付額をもって部室棟の建設に進んでいくところですが、後段に報告させていただく課題を受け、寄付活動についても再検討が必要となりました
寄付の開始にあたり、大学側と部室棟に関する建設費についてある程度想定をすり合わせしつつ目標額としての6,000万を決定いたしました。その想定は2022年年初の状況を踏まえたものでしたが、 以降3年近くの環境変化(コロナ収束・円安進展・資材費高騰・労務費高騰・働き方改革など)に伴い、 極めて大幅な建設費の高騰が発生しており、当初の目標額では建設費を賄うことが出来ない状況となっております
一例として建設資材や労務費の状況を上記の通り挙げさせていただきましたが、働き方改革による工事期間の長期化に伴っての管理費用の増加などもあり、かつての見積りが通用しない状況が発生しています
一方で皆様もご存じの通り大学側の予算逼迫も厳しい状況(学費値上げ等の報道でお分かりの通りです)であり、(当初より部室棟建設は倶楽部からの寄付を原資に計画していますが)建設費の高騰分を大学側の負担で補うことはさらに困難な状況にあります。そのため、何らかの方法でその差分を埋める必要に迫られています
これらの状況を踏まえ、部室棟の設計変更(大学側施設である更衣室などの縮小、部室としてのスペースは当初計画通り)などによる費用の抑制を図るとともに、倶楽部としての必要予算増への対応も理事会で検討した上で一回目の入札を実施しましたが、
残念ながら入札は不調に終わる結果となりました
ちなみにこのような状況のため、大学側としての各種建設に関する入札についても多くのケースで不調に終わっており、大学側も苦慮している状況です
このような状況下、一方で建設のターゲットである来年の世界陸上東京大会(2025年9月)への着工期限も迫るとともに、この機会を逃す訳にいかないとの判断の元、大学側との更なる調整を踏まえ、部室再建寄付について以下の対応で臨みたいと思います
多くの倶楽部会員の皆様のご協力で既に目標達成出来ているにもかかわらず、さらなる寄付のお願いとなり大変申し訳ないのですが、現下の環境変化をご理解いただき改めてのご協力をお願いしたいと思います
また前回のたよりでもお伝えしましたが、未だご寄付いただいた会員数の広がりについては限定的(174名、会員数へのカバー率は13%強)
であり、前回グラウンド改修寄付をお願いした際の人数も残念ながら下回っております
より多くの倶楽部会員の皆様のご支援をいただけるよう、プロジェクトとしても働きかけていければと思います
今後については、まずは大学側と連携し寄付目標に沿った額での着工に向けて調整を進めていきます
また部室棟内部の設備・備品の具体的な内容や部室そのものの運用について現役生とともに検討を進め、竣工に向けて着実に準備を進めていく予定です
金融機関 | みずほ銀行(金融機関コード0001) |
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支店名 | 本郷支店(店番075) |
口座番号 | 2599629 |
口座名義 | 東京大学陸上運動倶楽部 |
または「東大基金陸上運動部」にて検索、東京大学基金の「陸上運動部支援基金」のサイトにアクセス、「このプロジェクトに寄付をする」から申し込み願います
今号については、寄付活動や建設費に関する報告とお願いとなってしまいましたが、次回以降は新しい部室そのもののご紹介をはじめとする具体的な動きをご報告出来ればと思います
また部室棟の着工について、具体的なご報告が出来るよう引き続き尽力する予定です
これから年末年始に向けて、同期やパートでの集まりの場なども増えてくるかと思います。その際に是非この部室再建の話題を取り上げていただきながら、少しでも多くの方のご協力につなげていただければと思います
61年ぶりの新部室に向けて、引き続きのご理解をいただくとともにご協力をよろしくお願いいたします
部室再建プロジェクトに関する問い合わせにつきましては、以下にお願いいたします
部室再建プロジェクト 小林徹(hamakoba1959@gmail.com)